2022年9月11日日曜日

別れ

昨日9月9日、お義父さんが亡くなりました。お義父さんはここしばらく緩和ケア病棟に入っていて、積極的な治療というよりは生命の灯火がゆっくり消えようとしているのを見守っているような状況ではありました。コロナ第七波の影響もあって、15歳以下は面会もできないというので、自分とオクさんとで病室にパソコンを持ち込んで、ゆぅくんとあーちゃんとお義父さんとでLINEのビデオ通話を何度かしていました。みぃちゃんはあと1ヶ月で15歳になるので、じぃちゃんに会いに行けると楽しみにしていた矢先のことでした。

先週の日曜日にもそうやって、パソコンを持ち込んでのLINEビデオ通話をしたばかりでした。週明けからだいぶ調子が悪くなって、熱が出たりしていたのは聞いていました。8日にはもう時間の問題となってしまい、葬儀屋さんとも初めて打合せをしたばかりでした。その翌朝にはもう、亡くなってしまったのです。本当にあっという間で、最期を見とることもできませんでした。

お義父さんは9日午後には自宅に帰ってもらい、10日の土曜日は多くの人が訪ねてきてくれました。そして、今日11日がお葬式。これまでひぃじぃじやひぃばぁばとのお別れを経験していたゆぅくんとあーちゃんでしたが、さすがに生まれた時からずっと一緒だったじぃじとのお別れは涙・涙でした。

訪ねてきてくれる人の話を聞くと、若い頃のお義父さんは尖っていたそうですが、自分がオクさんとの結婚の挨拶で初めて会った頃以降は丸くなって、孫一筋の優しいおじいちゃんでした。みっちゃん・なっくん・みぃちゃんの三きょうだいとゆぅくん・あーちゃんに囲まれて、賑やかな晩年だったのかなとは思います。願わくばもう一年頑張ってもらって、みっちゃんの結婚式やなっくんの就職、みぃちゃんの高校入学など、見せてあげたかったところではありましたが。無類のビール好きで酒の肴も大好きというお義父さんでしたが、手術後は物を食べられなくなってしまって相当に辛かったと思います。それにも愚痴をこぼさず淡々と胃瘻で食事を摂っているところなど、とても我慢強い人でした。その我慢強さが癌の発見を遅らせてしまったのは、残念でなりませんが。

そんなわけで、我が家は涙の週末となってしまいました。子どもたちの成長を感じる最近でしたが、子供が成長すれば親も歳をとるわけで、それは自然の摂理ではあるのですが、願わくばもっと先であってほしかった。そんな気持ちです。