2011年10月20日木曜日

長ーーい一日

昨日の夜から熱っぽかったゆぅくんですが、今朝起きたら9度1分もあり、自分が休んで面倒を見ることにしました。幸いにもお義母さんがパートが休みの日だったので、昼前に来てもらうことになりました。ゆぅくんがいつも行っている小児科は休みだし、耳鼻科も昨日行ったばかりだから、また明日小児科に連れていけばよいだろうと思っていました...このときは。

様子がおかしいなと思ったのは、昼寝から目が覚めた13時半ごろでした。午前中は、座薬を入れたので8度前後まで熱が下がっていたのですが、昼寝後はまた9度4分もあります。そこで、ゆぅくんが生まれた総合病院の外来に連れていくことにしたのです。

小児科の外来は、ちょうど新生児の定期検診だったらしく、熱があるゆぅくんは救急の方で診てもらうことになりました。ちょうど具合の悪い赤ちゃんが救急車で運ばれてきたので、長い時間待つことになるかもとお義母さんと話していたのですが、思ったほど待たずに診察を受けることができました。その結果、いつものような中耳炎から来ている発熱ではなく、ウイルス性の風邪によるものだそうで、また新しく貰ってきてしまった風邪とのことでした。ただ熱が高いので、飲み薬の解熱剤を貰って帰りました。今日の写真は、待合室で眠ってしまったゆぅくんです。

家に帰りついて熱を測ってみると、なんと40度もあったので、これは大変だと貰った解熱剤を早速飲ませようとしましたが、「ちがーう」と言って飲まないのです。なんとか飲ませないと、このまま高い熱が続くとよくないと思ったのですが、ゆぅくんはいつも薬はいい子で飲むので、そのうち飲むだろうと思っていました。。。事件はそのとき起きました。

ソファーに座らせたゆぅくんが、座っていられずに横になったのです。そのとき、、、痙攣!、、、いわゆる「ひきつけ」というヤツで、失神寸前のような目で歯もガチガチさせ、体も突っ張ったような感じで大きく震えていて、意識も朦朧としたような状態です。自分がゆぅくんを抱きかかえ、舌を噛んだら大変と口の中に指を入れて、お義母さんにすぐに119番に電話してもらいました。お義母さんはかなり焦っていたらしかったので、自分に電話を代わってもらって住所や症状などを伝えました。お義母さんには病院に行く準備をしてもらって、外で救急車を待ってもらうことにしました。その間、自分は痙攣が少しおさまったゆぅくんを抱え、相変わらず口に指を入れながら励ましたりなだめたり。(あとで聞くと、昔はひきつけのときは口に手を入れて舌を噛まないようにしたらしいですが、今どきはやらないそうです...)

外で救急車を待ってくれていたお義母さんは、ちょうど仕事から帰ってきたオクさんと合流し、到着した救急車の隊員の人を連れてきてくれました。事情を説明できるのは今日1日一緒だった自分とお義母さんだとろうということで、自分がゆぅくんを抱きかかえお義母さんが荷物を持って、救急車に乗り込みました。オクさんは、後から自家用車で服などを持って(自分も普通のシャツに短パンという格好をしていたので、自分の上着やジーンズなども頼んで)来てもらうこととしました。救急車の中でもう一度熱を測ると、40度4分もあります。

結局、ついさっき受診したばかりの総合病院の救急に救急車で乗り付けたゆぅくんは、診察の結果「熱性痙攣」と診断されました。熱性痙攣は、6ヶ月から5才くらいの子供が風邪などで熱を出したときに、急に意識を失って全身のひきつけを起こすことで、15人〜20人に1人くらいはかかるそうです。通常は1回だけで再発せず、たとえ再発したとしても特に後遺症が残るようなことはないそうです。ちょうど隣の病室(といってもカーテンで仕切られているだけですが)の子も、同じ熱性痙攣だと話しているのが聞こえたくらい、比較的これで運ばれてくる子は多いそうです。

病院で痙攣を抑える座薬を入れてもらったゆぅくんは、1時間ほど様子を見てそのまま帰宅となりました。すでにオクさんと一緒に眠りましたが、もう一度1時〜2時くらいに座薬を入れる必要があり、自分はそれまで起きていようと思います。

熱性痙攣は遺伝性があるらしく、そういえば自分も幼い頃ひきつけを起こしたと親に聞いたことがあります。そうか、、、自分のよくない部分を受け継いでしまったか。。 痙攣して泡を吹いている息子を抱きかかえ、「大丈夫だ、絶対にパパが助けてやるから!」「大丈夫だ!」と何の根拠もなく声をかけている自分がいました。大げさかも知れませんが、たとえ自分の命と引き換えにしてもと思える命がここにあるのだと思い知らされた、長い一日でした。