2013年5月29日水曜日

誕 生 !

ついにこの日が来ました。あーちゃんはゆぅくんとは違って、あらかじめ帝王切開で「この日に生まれます」って分かっていたので、変な感じですが。

朝オクさんと自分の二人でゆぅくんを保育園に送っていき、一度帰って入院の荷物を取って病院へ向かいました。ゆぅくんは総合病院での出産だったので、腕はたしかでもあまり綺麗な病院ではありませんでしたが、あーちゃんはオクさんたっての希望で綺麗な個人病院での出産です。あとから分かりましたが、単にシャレた病院というだけでなく、院長先生のバイタリティたるや自分は診察中でも生まれた子供の写真を撮りに病室に駆けつけるくらい、ホスピタリティ満点で人気の病院なのです。

病室に入ると、オクさんは結構大量の点滴をしながら14時の手術を待ちます。自分もそれに付き合いながら、ゆったりした時間が流れていました。今回は立会い希望していたので、自分としても病室に入るという緊張感は持っていましたが。いよいよというとき、麻酔などの処置のためオクさんは先に手術室へ向かいます。ビデオカメラのチェックなどしながら、1人で病室で待っていた2, 30分の時間の長かったこと。病院スタッフの方が呼びに来て下さり、手術室に入るための服や帽子を着て、いざ戦場へ。部分麻酔だったので、オクさんは上半身は普段と変わらずしゃべることも出来る状態で、カーテンの向こうの下半身は2人のドクターと5名程度の看護婦の方で手術してもらっている状態です。静かな音楽が流れる中、自分は左手はオクさんの手を握って右手でカメラを回していました。生まれてくる赤ちゃんに合わせているので、部屋はかなり暑めでした。電気メスで切開しているからか、歯医者で歯を抜いたりするときのような匂いが少ししました。

オクさんは自分や看護師の方と言葉を交わしながら落ち着いていて、ゆぅくんはお義母さんが迎えに行って連れてきてくれるんですというような話をしているとき、「ちょっと押されるような感じがしますよ...」と言われたと思うと、それまでとドクター達の動きが変わり、ちょっと後には自分にもカーテンの向こうに赤ちゃんの姿が目に入りました。ひと呼吸遅れて、元気な産声が。14時6分、2466グラム。ちょっと小さめですが、元気な産声を聞かせてくれた女の子、あーちゃんの誕生です。一通りの処置のあと、オクさんの上半身側へあーちゃんを連れてきて下さり、記念撮影などもしてくれました。

オクさん、あーちゃんという宝物を産んでくれてありがとう、妊娠期間中ずっと "つわり" で苦しかったけど頑張って耐えてくれてありがとう。こんなに頑張って産み出してくれたあーちゃんを、あーちゃんが大切に想う人が現れるまでは自分が精一杯守っていこう、オクさんとゆぅくんと同じように大切に愛していくことを誓います。