内容はソフトウェアのテスト工程、つまりテスト計画~テスト設計~テスト実装~テスト実施~テスト報告に至る作業を、マインドマップを使いながら考えて行きましょうというものです。字面から感じるよりはずっと読みやすい本で、マインドマップを使うことで「気づき」を得ることができ、抜けのないテストを実施することができると述べてあります。
自分は設計部門にいるので、正直いってテスト工程にまであまり頭が回っていませんでしたが、わが社の場合は品質保証部門はテスト実施~テスト報告しか行なわず、一番頭が必要なテスト計画~テスト設計~テスト実装は設計者が行なっているのが実態です。個人的には、それが品質が向上しない原因のような気もしますが、品質保証部門に技術や知識がない以上、なんとか設計部門で高い品質を作り込まなければなりません。
マインドマップもそうですが、テスト設計とテスト実装を分けた考え方とかテストに関するドキュメントとか、これまであまり目を向けなかった部分なので、とても参考になりました。今まさに開発中のシステムもあるので、さっそく取り入れてみようかと思っています。